あなたは「ブガッティ」という自動車ブランドをご存知でしょうか?今回ブガッティは、自社のスーパースポーツカーである「シロン」の新たな派生モデルを販売すると発表しました。この記事では、最新のシロン派生車種とはどんな車なのか?ブガッティにはどんな未来があるのか?などについて詳しく解説していきます。
ブガッティとはどんな自動車ブランドなのか?

ブガッティとは1909年にイタリアで創立された自動車メーカーになります。イタリア・ミラノで芸術家一族として産まれたエットーレ・ブガッティは、自動車のエンジンを組み立てる仕事をしていましたが、自分で自動車を創り出すことを決意。そののち、ブガッティという自動車メーカーを誕生させたのです。
ブガッティは設立当初から高級スポーツカーに特化したモノづくりをしていて、高級クラスの市販車とグランプリレースなどで活躍し、知名度を上げていったのです。1987年にはイタリア人実業家ロマーノ・アルティオーリの手によって、ブランドが復活し、1998年からはドイツの自動車メーカーフォルクスワーゲンの傘下の1ブランドとなっています。
ブガッティのシロンとはどんな車?

ブガッティのシロンとは、とにかく凄い馬力を誇るピュアスポーツカーです。8リッター W16 4ターボエンジンを搭載し最高出力1500馬力、最大トルク163.2kgmにまで達するハイパワーなスーパーカーになります。最高速度は時速420km/hとされていますが、実際には480km/hまでは出せる設計になっている車です。
そんなブガッティがシロンの派生車種として誕生させたのがシロン・ピュルスポールです。よりワインディングロードを走ることに特化した車で、フロントとリアのカーボンファイバー製スタビライザーは、さらにロールを最小限に。
ばね下重量は、19kg軽量化された。この19kgは、16kgにおよぶ車輪の軽量化に加えて、チタン製ブレーキパッドのベースパネルによる2kgの軽量化も施されています、
パワートレインはベース車のシロンと同じですが、発生回転数は6700rpmから6900rpmへ、200rpm引き上げられました。曲がりくねった山道でも、抜群のパワーで駆け上がっていくことが出来るはずです。ドライブモードは4つでしたが、さらにもう1つ「スポーツ+」というモードが追加され、最高速を発揮できるように仕上げてあります。
シロン・ピュルスポールとは異なるのが「ディーヴォ」

今回ブガッティは「シロン・ピュルスポール」とは異なる派生車種の「ディーヴォ」も同時発表しました。専用のボディデザインを取り入れられた派生車種で、シロン・ピュルスポールよりもさらにエアロダイナミクス性能のさらなる向上を追求した車種です。
新設計のワイドなフロントスポイラーは、ダウンフォースを高め、フロントエアインレットに多くの空気を送り込むことが出来る設計に。ブレーキは、車両の両側にある4つの独立した空気システムによって冷却され、これまでにないブレーキとタイヤの冷却能力となっています。よりパワフルにスムーズに走ることを目的とされた車種なのです。
ブガッティも電気自動車に参入?
ブガッティは電気自動車の製造もおこなう事を発表しています。2025年までには、何らかの電気自動車を販売するとしていて、内容はスーパースポーツカーではなく、より実用的なSUVのような車を打ち出す方針の様です。
まとめ
というわけで、今回はイタリアのスーパーカーブランド、ブガッティがこの度発表した、シロンの派生車種について詳しく解説してきました。シロンがさらにパワーアップして、安定した走行性能を実現させたスーパーカーの誕生です。
今後、ブガッティはスーパースポーツカーだけでなく、電気自動車部門にも参入してきますので、よりブガッティの車が身近になるのではないでしょうか?