皆さんはご自身の車の運転が上手だと思いますか?また上手になりたいと考えたことはありますか?
正直、毎日ただ漠然と運転していたのではないでしょうか?もちろんプロレーサー並みのテクニックは日頃の運転では必要ありません。しかし、ちょっとしたコツで運転が上達するとしたらどうでしょうか。
今回はその「ちょっとしたコツ」を皆様にご紹介したいと思います。この記事を最後まで読むことで、あなたは勿論、同乗者の方にも快適に車での移動をお楽しみいただけるようになります。
運転の良し悪しはハンドルが原因!?

車の基本操作は大きく分けて2つあります。手での操作と足での操作です。
手の操作では、ハンドルやギアの操作などがあります。
足での操作とは、ブレーキやアクセル、クラッチなどがあります。
人間とは本来、足より手で何かを操作をするのを得意としております。普段の生活では、箸を持ったり鉛筆で字を書いたりすることや、車の部品を作る工場などでは加工する機械の操作などもそれにあたります。
しかし、逆もまたしかりで咄嗟のことにも敏感に反応してしまいます。例えばボール顔面に飛んできた時、ほとんどの方が手で顔をブロックするのではないでしょうか?その時の手の動きはかなりの速さになっている筈です。
そのため運転技術の良し悪しの大半は、手で操作する”ハンドル”が原因になっていることが多いのです。それでは、同乗者の方を不快にさせてしまうハンドル操作とはどういったことなのでしょうか。一つずつ見ていきましょう。

急ハンドル
一番に思いつく事はやはり急ハンドルではないでしょうか?
曲がる際に思い切りハンドル切ってしまう人や、必要以上にハンドル切る人に良く見られます。同乗者や周りの車に迷惑をかけ、最悪の場合は事故の原因にもなるので改善が必要です。
センターラインや歩道に寄ってしまう

なんだか前の車フラフラしてるな~と感じたは事は無いでしょうか?これは、走行中の細かいハンドル裁きができないことが原因で起きる問題です。周りの車からは挙動不審に見えるため不安を与えてしまいます。同乗者の方も常に左右に揺れている車に乗っていては心地よくありません。
曲がる際に大回りをする
次に、交差点を曲がる時など、特に直角に曲がる際大回りをするタイプです。
曲がる際に一度逆にハンドルを切ってから、曲がりたい方向に切りなすような人は要注意です。曲がる時には方向指示器を出していると思うのですが、一度逆に切ることによって後ろの車を混乱させてしまい最悪の場合は事故に繋がることもあります。
ハンドル操作がちぐはぐ
ハンドル操作は基本的に、切込みと戻しの速度が同じでなければなりません。これがハンドル操作が下手な人はちぐはぐになっています。
その様な運転はサスペンションに負担をかけてしまいます。サスペンションの性能が良くない場合は車が正しい姿勢を維持できず操作不能になることもあり危険です。
ハンドル操作上達の道

ここまでは下手な人の特徴を見てきました。当てはまる項目はありましたか?自分の運転の改善点を理解するのとしないとでは、上達に差が出てくるので十分に理解するようにしましょう。
それでは、ここからは上達するためのコツを見ていきましょう。そこまで難しい事ではないので気負わず楽な気持ちで読んで下さい。
正しい握り方を思い出そう
ハンドルの握り方は、教習所で習ったはずですが実際運転する際にはついつい我流になってしまいがちです。これを機会に今一度正しい握り方を思い出してください。
正しい握り方
- 椅子の調整をする。ハンドルの上部を両手で握り、腕がピンとならずに少し肘を曲げ、脇に余裕がある位置にシートの角度とスライドを調整します。
- 右手は15時、左手は21時の位置で握ります。
- 力は抜いてリラックスするようにしてください。押すようにすると安定します。
以上が基本的な握り方になります。
クロスハンドルが基本

次に曲がる際の握り方について見ていきましょう。
曲がる時は自動車学校でも習ったクロスハンドルで持ちます。
右折を例に説明すると、右手が5時~6時に来たタイミングで一度右手を放し、左手とクロスするように握りなす持ち方です。ハンドルを両手で握ることで車体が安定し、曲がる時は勿論まっすぐな道を走る際にも安定します。
この他に「送りハンドル」と呼ばれる握り方があります。
レースなどでスピードを維持したまま曲がる際に使う握りなのですが、公道ではそこまでスピード出すことがないため、教習所で推奨はされていません。しかし、一度もハンドルから手が離れないため安全という性質を持っています。
持ち方は舵角に対して足りない分を握り直し、切り足します。ただし、クロスと違いどれくらいハンドルを切ったか分かりにくい点と、自己流になってしまう点がデメリットと言えます。
空地などで練習してから使うようにしてください。
みんな最初は苦手カーブとバック

次に基本的な回し方を見ていきましょう。
カーブ場合
- 両手でハンドルの角度90度になるまでは回す。
- 曲がりたい方向とは逆の手を押し上げるイメージで回す。
- 一度に回さず、冷静に舵角と車の動きを見ながら足りない分を切り足していく。
以上がカーブの際の基本的なハンドル操作です。
一番のポイントはやはり一度に切りすぎないことです。公道を走っていると焦ってしまいがちですが、そこは一度落ち着いてゆっくりハンドル操作をするように心がけてください。慣れてくればスムーズに回すことが出来るようになります。
バックの場合
カーブのコツと基本は同じです。ただ、回す方向が逆になってしまいます。そのため混乱しやすいので空地や他の車の邪魔にならない駐車場で練習し、感覚で覚えるようにしてください。
アドバイスとしては壁や他の車両に近づけ過ぎないようにし、余裕を持てるようにしましょう。スーパーなど広い駐車場では、店舗に近いほど車が密集してしまいます。少し面倒に感じるかもしれませんが、遠いところに駐車することにより緊張と焦りが減るかと思います。タイヤの向きを常に意識し、万が一混乱した際は少しだけ前後してタイヤの向きを確認してください。
基本こそ上達の道
ここまでコツと言って色々言ってきました。しかし、皆さんもお気づきの通りコツとは基本を守る事だったのです。教習所で習ったことは基本中の基本ですが、運転が上手な人はそのことを自然と実践しています。下手な人ほど我流に行きがちなので、一度初心に戻って基本を大切にしてください。
それともう一点なのですが、焦りは禁物です。焦ると冷静さを失い急ハンドルになってしまったり、緊張し身体が硬くなってしまい細かいハンドル操作ができなくなります。焦った際は深呼吸をし平常心を心がけてください。もし周りの車が気になる様なら、道を譲るのも一つの手です。そうすることにより、心に余裕が生まれドライブ自体も楽しいと感じることができるので一石二鳥です。
まとめ

運転が上達するコツには、ハンドル以外にもアクセルやブレーキなどまだあります。しかし、どのような事でも基本を守ることが上達への近道なのです。
- 正しい姿勢になるように座席の調整
- ハンドルを持つ位置は右手、左手それぞれ15時、21時
- カーブは基本クロスハンドルで。送りハンドルは要練習。
- カーブ、バックする時は緊張せず焦らない
以上のポイントに気を付けてください。
自分の運転に少しでも不安がある方や、同乗者の人によく注意される方は今のままでいいと思わず、初心に戻って運転してみてください。
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事故を起こさないように安全運転を心がけよう!