車を購入しようにも予算が少なく、希望の車に手が届かない。そういった場合にオークションで競り落とすことで、市場価格よりも安く手に入れることができることがあります。近年ではネットオークションでも自動車が出品されているため、手軽でお得感があります。
しかし、ネットでのやり取りはトラブルも発生しやすいため、この記事ではよくあるトラブルとオークションでの購入に際しての注意点を見ていきましょう。
オークションの概要をおさらい

以前まではオートオークション
オートオークションは昭和42年から開催され、近年でも主流となっています。
他の出品物と同様に、出品者が所有している車を競売が行われる会場に出品し、最も高値を付けた買い手に売却される仕組みです。
オートオークションは誰でも参加することができるものではなく、オークション会場で出品や入札に参加するためには資格を取得していなければなりません。
この資格は、取引上のトラブルを回避するために、厳密に審査が行なわれます。
具体的には、身元の保証から財産や資産に関しての調査などです。一般の人が参加することが難しいため、多くの参加者が手数料を支払って代行業者に依頼しています。もちろんそうした資格を有する業者ではない一般の人も参加していることもあります。

ネットオークションの発展
近年になり、「ヤフオク!」などのネットでのオークション市場が発展してきました。
売り手側としては、会場に運んだりする手間を省き出品することができる。代行業者に手数料を支払いたくない。買い手側としては、各会場まで足を運ぶことなく多くの商品を見比べることができる。こうした双方のメリットから発展していきました。
ネットオークションで気を付けること
よくあるトラブル
- 支払い後に車が届かない
ネットオークションでは、出品者と落札者が顔を合わせないため、せっかく落札して代金を支払ったのに車が届かなず、出品者と連絡することができなくなってしまうことがあります。
- 届いた車に説明にない不備があった
実物を自分の目で見ていない状態で、いざ落札してみたら説明になかった不備が発覚してしまうというトラブルです。
その際、すでに取引が終了していて出品者とも連絡が取れなくなってしまっている場合、結果的に落札者が損をしてしまうことがあります。
- 走行距離を誤魔化して出品されていた
商品情報では走行距離が少なく、落札後に届いた車の実際のメーターも商品情報と大きな相違がなかったのに、業者に確認してもらったらメーター改ざん歴車であったという場合があります。先のトラブルと同様にトラブルが発覚した時には出品者と連絡をとることができず泣き寝入りという事態に陥ってしまうこともあります。
トラブルを未然に防ぐために
上記のトラブルに遭わないために利用者ができる対策や注意すべき点を見ておきましょう。
利用するオークションサイトの対策を確認しておく
オークションサイトごとに取引上のトラブルに対する取り組みが異なります。利用するサイトがどのようなトラブル対策をしているのか把握したうえで利用しましょう。
出品されている情報に矛盾点がないかよく読む
買い手は出品時の情報しか触れることができず、実物の隅々まで確認することは難しいです。そのため、出品時の情報(商品・出品者の評価等)から、信頼できる出品者か、商品の情報と写真に矛盾点はないかなどを判断しましょう。出品者によっては知識があまりなく、出品者自身も把握していない可能性もあります。少しでも気になった点は出品者に質問して不安点を解消しておきましょう。
トラブルを覚悟した上で利用する
中古車のオークションなどでは購入後に不備が発覚することがあります。ノークレーム・ノーリターンを希望している出品者に対し、取引後にクレームを入れるのは双方いい気分はしないものです。100%希望通りの車が届くと期待を膨らませ過ぎると落胆も大きくなります。多少の不備は許容する覚悟を持ってネットオークションを利用するように心掛けましょう。
最後は購入後の扱い方次第!

届いた車をそのまま乗るよりも、自分の手でキレイにしてみてはいかがでしょうか。中古車でも新品と見間違う程にキレイに仕上げることで、迎えた車への愛着も高まるでしょう。傷から守りキレイな状態を保ちたいのであれば、ボディへコーティングをしておきましょう。
Carzootのコーティング剤「G’zero Premium」は、カーディーラー等プロが現場で使用することもある日本のメーカー製品です。スポンジやマイクロファイバータオルなど一式が付属されているため、これ一つで洗車から仕上げのコーティングまで完結することができます。

購入するときは注意点もしっかり理解しておいてね!