自動車で道路を走っている時、赤い斜線の入ったナンバープレートの自動車を見かけることがありませんか?これは決してその自動車の所有者がおしゃれ目的で塗装しているわけではなく、きちんと意味があるのです。
実はこれ、【仮ナンバー】と呼ばれるナンバーなのです。今回は仮ナンバーについて解説していきます。
仮ナンバーって何?どういう時に使うの?

そもそも私たちが普段自動車で公道を走るためには一定の条件を満たしていないといけません。車検を受けている、ナンバープレートをつけているなどがそれに該当します。
しかし車検切れ状態だが継続検査を受けたい、現在未登録状態でこれから新規に検査を受ける、あるいはナンバープレートが盗難被害に遭ってしまいこれから再登録を受けるなど公道を走れる条件を満たしていないが自動車を運転する必要がある場面に出くわすことが極まれにあります。
そういった時に役立ってくれるのが仮ナンバーというわけです。
仮ナンバーがあれば、公道を走ることが出来ない状態の車両であっても整備等を目的として臨時で自動車を走らせることが出来るようになるのです。

仮ナンバーが必要な時はどこに行けばいいの?

もしあなたに仮ナンバーが必要な機会が訪れた時は、その自動車の運行経路が含まれる市町村の役場への申請が必要になります。
小さな役場では仮ナンバーの交付を扱っていないこともありますから、事前に電話などで確認しておくといいでしょう。
また、役場で申請するという性格上どうしても平日の申請が必要になります。
仮ナンバーの申請手続きには
・車検証
・運転免許証
・印鑑
・自賠責保険証 ※コピー不可
・750円の手数料
が必要です。
これらに加えて、窓口にある自動車臨時運行許可申請書という書類に必要事項を書き込んで提出すれば
その場で仮ナンバーを貸してもらうことが可能です。
仮ナンバーを借りる時の注意点

ここまでは仮ナンバーがどういった時に必要なのか、どこで申請をするのかを説明してきました。
ここでは仮ナンバーを利用する際の注意点をいくつか説明します。
1.走行できるルートが決まっている
ここまでで再三述べている通り、仮ナンバーとはあくまで臨時で自動車を運転するために必要なものであり、一時的に自由に自動車を運転できるようにするものではありません。
ですので車検を受けるためなどの正当な理由であることの他に、目的地までの最短経路も申請する必要があります。万が一にも仮ナンバーを付けた状態でドライブにでかけたり、旅行にでかけることのないようにしてください。
2.紛失したら弁償しなければならない
仮ナンバーは貸し出されるものですから、返却する必要があります。
もし仮に貸与されている仮ナンバーを紛失してしまった場合、弁償しなければなりません。
実費で1,500円ほどかかってしまいますので、紛失などはしないよう注意が必要です。ただし、仮ナンバーが盗難被害に遭ってしまい、警察に盗難届を出している場合を除きます。
最後に

今回は仮ナンバーについて説明しました。もしあなたが自動車の車検を切らしてしまった場合、必ず仮ナンバーの申請をするようにしてください。車検切れの自動車の運転が発覚した場合、6点もの大幅な減点を受けることになります。
それまで無事故無違反だったとしても30日の免許停止になってしまいます。
申請自体は難しいものではないですし、役場で説明を受けることも可能なので、安心して申請に向かってください。

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車もプレートも常にきれいにしておいてね!