ここ数年の間で、テレビや新聞、その他メディアなどで、危険なあおり運転、スピード狂による危険走行、信号無視などが話題になっています。これらを視覚的なデータとして記録できるものとして、
とくに2018年頃からドライブレコーダーの売り上げが一挙に伸長していました。最近では車両後部に「REC(録画中)」と書いたステッカーもよく見受けられ、あおり運転などの予防策として用いられる方が多くなったのではないでしょうか?

人気の翳り
そんな多くの需要を抱えとされてきたドライブレコーダーですが、ごく最近になってその人気に翳りが見えてきているようです。
電子情報技術産業協会とドライブレコーダー協議会は2021年1月25日、2020年10~12月期のドライブレコーダー国内出荷実績が132万5966台だったと発表しました。 前年の同期比では0.7%増と微増はしているものの、
前四半期との比較では1.9%減という記録でした。被害を記録できるドライブレコーダーの需要はこれまで急増してきいましたが、需要率としては初めて低下の兆しを示しているのです。
今10~12月期の出荷の内訳は、主に交通事故やあおり運転被害などを記録するコンシューマー用が112万0849台で、運行管理や安全運転教育を記録する法人向けの業務用が20万5117台。2020年度4~12月期累計の出荷台数は342万143台でした。
このうち、今回とくに減少がみられたのは、個人・家庭用販売台数であり、逆に業務用は売上割合を伸ばしています。
個人・家庭用販売台数に翳りがみえてきたことの外部環境要因として、新型コロナウイルスの感染拡大による消費者の移動手段に対する意識が変化したことが可能性として挙げられます。
新型コロナの影響
これからご紹介させていただくのは、日刊自動車新聞とインテージによる共同調査の結果です。調査は、大型連休明けの2020年5月11~14日に全国の18~79歳の男女を対象としてインターネットで実施、マイカー保有者8158人を含む1万303人から回答を得たものです。
マイカー保有者に対し、大型連休期間に車の利用が減ったかどうかを聞いたところ、「減った」と回答した人は71%にのぼったとのことです。国土交通省のまとめによると、4月25日~5月6日の連休期間中、高速道路4社の一日当たりの平均交通量は、前年同期比で70%減少したとのことで、調査結果はこれを裏付けた格好です。つまり、休日にマイカーで外出する人が、実に約3割にまで大幅に減ってしまったということです。
新型コロナの感染拡大後は、外出自粛要請により、外出そのものが大きく減少したということです。
車の利用が「減った」と答えた理由をさらに掘り下げてみると、「不要不急の外出を控えた」「感染防止のため」「行き先がない(お店がやっていない)」などで、政府や自治体による外出自粛要請や休業要請が車での外出抑制にもつながったとみられます。
特に最近では緊急事態宣言の2度目の発令を経て、飲食店が20時で閉店してしまうことも大きな要因と考えられます。警察庁が発表したデータによると、自動車関連の事故が起きやすい時間帯は17時~19時の間とされており、事故時の状態を記録できるデバイスの売り上げもそれに応じて低下したとみるのが妥当でしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?近年、あおり運転やスピード狂による危険運転が、テレビをはじめとしたメディアで話題となり、急速に需要を伸ばしていたドライブレコーダー。しかし、2020年になってとくに個人・家庭用のドライブレコーダーの売り上げが少なくなっていることが挙げられます。その背景には、新型コロナウイルスの感染拡大により外出ニーズ全体が減少し、自動車の利用機会自体が減ってきていることが要因として考えられるということですね。
さいごに

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