スターレットという車種を知っていますか？かつてトヨタが販売していた車です。このスターレットが時を経て復活すると発表がありました。そこで、21年ぶりに復活するトヨタ新型モデル「スターレット」についてご紹介します。ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。
スターレット
スターレットは1973年に発売開始され、発売当初の車名は「パブリカスターレット」でした。その後、5代目までモデルチェンジをしながら、26年もの間販売されていました。
1996年に発売された5代目スターレットは、通常のモデルは「ルフレ」という名称でした。その後、1997年には、クラシック風のモデルとして「カラット」やスポーツモデルの「グランツァ」、が登場し、翌1998年にはそしてカジュアルなSUV風の「リミックス」もラインナップされました。
その後、1999年スターレットの実質的な後継車である「ヴィッツ」が登場し、数か月間併売がおこなわれた後に5代目スターレットは販売を終了しました。
ヴィッツは、海外では「ヤリス」として販売されていて、国内ではヴィッツの名前が続いていました。しかし、2020年に日本でもグローバル名の「ヤリス」に統一され、ヴィッツは21年の歴史に幕を下ろしました。
そして、同じ年、スターレットは、21年ぶりに車名が復活しました。 新型モデルスターレットは6代目のモデルとして、アフリカで新たな歴史を開始します。
新型モデル「スターレット」
2020年9月1日、豊田通商はトヨタ新型「スターレット」を、アフリカ47か国で順次発売することを発表しました。新型スターレットが発売される背景には、近い将来、アフリカで中間所得層が増加することを見越したうえでの対応です。豊田通商がアフリカ全土のトヨタブランドの販売網を生かし、小型車販売とアフターサービスの強化を図ります。
また、新型スターレットは、トヨタとスズキの合意に基づき、スズキからOEM供給を受け、販売されます。新型モデルのベースとなるのはスズキのインド法人マルチ・スズキが生産する「バレーノ」で、インドからアフリカに輸出されるようになります。
概要
アフリカ仕様の新型スターレットは、ボディサイズが全長3995mm×全幅1745mm×全高1470mmの5ドアで、乗車定員は5名です。搭載されるエンジンは1.4ℓガソリンで、最高出力90馬力を超えます。組み合わされるトランスミッションは4速ATと5速MTとなります。
新型スターレットは、車載Wi-Fiスポットと15GB分のデータ通信を含むトヨタコネクトテレマティクスシステムが全車に装備されています。トヨタコネクトテレマティクスシステムは、トヨタのアプリをダウンロードして利用できます。トヨタのサービスの予約や車両に関する情報が得られるなど、購入後もトヨタとつながるサービスとなっています。
価格
新型スターレットは、廉価グレード、中間グレード、そして上級グレードの3つのグレードから選べます。南アフリカ仕様の価格はおよそ20万ランドから27万ランドで、日本円で約126万円から約168万円となります。
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