日本で有力な自動車メーカーと言えばどこを思い浮かべますか?
トヨタとホンダは真っ先に思い浮かんだという方も多いのではないでしょうか。
双方とても大きな会社ですし、魅力的な自動車の数々をCMで発表していますから、自動車に乗らないよという方でもその名をご存じかと思います。
そんな2社が共同で開発したシステムを紹介します。
トヨタとホンダの共同開発とは?内容を詳しく解説!

移動式発電・給電システム『Moving e(ムービングイー)』
トヨタとホンダは、移動可能でいつでもどこにでも電気を届けることのできるシステムの実証実験を開始しました。
この『Moving e』は大容量水素を搭載した燃料電池バスと、可搬型外部級電器・可搬型バッテリーを組み合わせたもの。
開発のきっかけとなったのは、近年の台風や豪雨といった災害でした。
これらの災害により送電網がダメージを受けてしまったことで、電気を必要としている家庭や避難所といった場所に電気が届いていないという状況が多発したからです。
元来ライバル関係にあるホンダとトヨタがタッグを組んで開発したのです。

スペックは?
さて、バスを使った移動式の発電・給電システムと言われてもボンヤリとしか理解できないでしょう。
ここでは詳しく説明いたします。
大容量水素が搭載可能なように改良されたトヨタのFCバスと、ホンダの可搬型バッテリー・充電・給電器で構成される『Moving e』は最大なんと最大490kWhもの発電が可能となっています。
満タンまで水素を充填した場合、片道100kmの避難所に3日分の電気を供給することが可能だそう(避難所に避難している人数を50人と仮定した場合)。
この電気は屋内や車内で利用することが可能ですが、電気を供給するだけが役割のすべてでないのも特徴です。
最大27人搭乗可能で、移動や休憩に利用することが可能なのです。
これは災害時に大きな助けとなってくれることは間違いありません。
災害時はもちろん、平時にも屋外イベントなどで利用することが可能です。
タッグで生かされたお互いの『強み』

前項では『Moving e』のスペックと利用シーンについて説明しました。
この移動式の発電・給電システムで生かされたトヨタとホンダそれぞれの強みとはなんだったのでしょうか?
まず、ホンダはバッテリーの製造や活用に関して非常に高い実績を誇っています。
普段あまり意識されることはありませんが、電気にも質というものが存在します。
ホンダは1985年から技術の開発を続け、彼らが作り出す電気は非常にきれいで質の高いものになっています。
しかしながら、ホンダは大型の車両でバッテリーを運ぶといった開発には着手しておらず、電気を運ぶことができる状況が非常に限定的という弱みもありました。
これを手助けするのがトヨタというわけです。
トヨタは私たちが普段目にする乗用車以外にもフォークリフトやトラックなどさまざまな乗り物を動かす技術に長けています。
この2社が手を組むことにより自走できるチャージングステーションをトヨタが担い、そこから先はホンダが担当する『電気のバケツリレー』の構造を作り上げることに成功したのです。
お互いの強みをいかんなく発揮した『Moving e』
今後実証実験が進み、多くの人々の助けになってくれることを期待したいです。

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