トヨタの関連チューニングチーム「トムス」はこの度、トヨタ車向けのほのかに光るプッシュスタートボタンを発表しました。今回の記事では、トムスが発表したほのかに光るプッシュスタートボタンにはどんな特徴があるのか?などについて詳しく解説していきます。
トムスとは一体何?

トムスとは、トヨタ車専用のチューニングチームになります。トヨタが直接出資しているワークスチームではなく、トムスという社名で存在している完全な別会社です。トムスは舘(Tachi)、大岩(Oiwa)とモータースポーツ(Motor Sports)の略語が名前の由来で、ワークスドライバーだった舘信秀とトヨタ系ディーラーのスポーツコーナー責任者だった大岩湛矣が共同で立ち上げたチームになります。
設立されたのは1974年で、それまでのトヨタオフィシャルワークチームが解散されたのを機に、舘氏と大岩氏が立ち上げたのです。1982年にはグループCでモータースポーツに初参戦し、セリカCでWECに出場、5位入賞を果たしています。また、1985年には世界最高峰の耐久レース、ル・マン24時間耐久レースにも参戦。
その後もJGTCやSUPER GT、F3、スーパーフォーミュラなどのトップカテゴリーレースに次々と出場し、世界中に知名度を広げていきました。
レース活動以外では、トヨタ車やレクサス車のアフターパーツなどを製造し、販売する活動も行っています。その活動の一環として作られたのが、今回のプッシュスタートボタンなのです。
トムスが提供を開始したほのかに光るプッシュスタートボタンとは?

今回トムスが発表したのが、イモビライザー付きのプッシュスタートが出来るキーに対応した光るプッシュスタートボタンです。トムスのプッシュスタートボタンはこれまでもいくつか発表されてきていて、今回の新作も人気になること間違いありません。
LEDを透過させてトムスのオリジナルロゴがほのかに光る仕様になっていて、モータースポーツファンであれば、大好きになること間違いありません。
現時点での対応車種はカローラスポーツ(2018年6月~)、カローラ/カローラツーリング(2019年9月~)、ヤリス(2019年12月~)、ヤリスクロス(2020年8月~)、ハリアー(2020年6月~)となっていて、多くの車種に対応できます。価格も2800円とそこまでお高くないので、この機会に検討してみられてはいかがでしょうか?
プッシュスタートボタンにするとセキュリティはかなり高い?

ちなみに、プッシュスタートボタンはイモビライザー式のエンジンキーなので、非常にセキュリティ面で高いのが特徴です。車内にイモビライザーのキーが入っていなければ、エンジンは始動しないようになっていて、通常のキーのように、配線をいじってエンジンへの点火を行う事は出来ません。
ただし、それに合わせて窃盗団の手口も巧妙化してきていて、プッシュスタートのタイプの車でも遠隔的に電波を受信し、ドアを開けたりエンジンを始動させたりする窃盗団も増えているのが現状です。
IoT技術の導入でさらにセキュリティは強化される?
今後期待されるのは、IoT技術を駆使し、スマホなどで自動車の管理を完全に行える方法です。もちろん、セキュリティ面でもこれまでにないほどの強固なセキュリティを築けるでしょう。今後のIoT技術開発に期待しましょう。
まとめ
というわけで、今回はトヨタのチューニングメーカー、トムスが独自技術で開発したほのかに光るプッシュスタートボタンについて詳しく解説してきました。わずか2800円で購入できるとあって、多くの人が交換するのではないかとみられています。トムスのロゴがほのかに光ると、プッシュスタートボタンからも愛車への拘りを感じられそうです。