運転が好きな方や車好きな方が憧れるのがテストドライバーです。自分がテストした車が発売され街中を走っているのを見たら、きっと誇らしい気分になることでしょう。
しかしどうやってなるかはあまり知られていません。今回は、テストドライバーになる方法および資格・スキルについて徹底解説します。
テストドライバーになるために必要な資格・スキルとは?

テストドライバーになるために必要な資格とスキルをお伝えします。
資格
最低限必要な資格として抑えておきたいのが自動車運転免許です。公道を走るテストが行われることもあるため、テストドライバーとしては必須の資格と覚えておきましょう。
また特殊車両を製造するようなメーカーで働く場合には、大型免許であるとか特殊免許の取得も必要になります。海外でテストする場合には、国外に対応した国際運転免許の手続きをする必要もあるため事前に確認しておきましょう。
企業によっては独自のライセンスを発行していることもあるので要注意です。

スキル
- 運転技術
- 判断力
- 分析力
以上の3つのスキルがテストドライバーには必要とされています。公道で高速ドライブをすることはあまりありませんが、独自のテスト場を持っている企業であれば、その場で100キロを超える高速運転をすることも少なくありません。長時間の耐久性テストが実施されることもあります。
高い運転技術はもちろんですが、判断力や分析力も少なからず必要になります。ドライバーが不安定な運転をしていたらテストになりません。運転が得意というだけではなく、その場その場で適切な判断ができるのか、という部分もスキルとして必須なのです。
テストドライバーになる方法

テストドライバーになるためには自動車運転免許および運転スキルなどが必要になります。それらを保有している方が、実際にドライバーとして働くためにはどうしたら良いのでしょうか?
自動車関連企業に就職する
自動車会社であるとか部品メーカーへ就職する必要があります。ただ配属される部署によっては、テストドライバーになれない可能性もあるので注意してください。テストドライバーとして採用されやすいのが、技術・技能職関連です。
入社後には配属希望を出すことになると思いますが、必ずしも希望が通るとは限りません。欠員が出なければ、テストドライバーになれないことも十分に考えられます。
部品メーカーへの就職もテストドライバーになれる確率があります。開発実験職として入社することで、新しい部品を搭載した車の試運転などをすることもあるからです。
テスト走行の部署に配属される
テスト走行の部署に配属されるためには、基礎的な知識おだけではなく専門的な知識がなければなりません。テスト走行は、何も考えずに行うものではありません。エンジンの具合、足回りの具合、走行音、ステアリングの重さなどなど様々なものに注意を払いながら運転するものです。
会社に対してテストドライバーとしての希望を出しつつも、日頃から運転に対しての知識などを身につけましょう。より敏感に車の状態がわかるようになれば、テストドライバーになった時に十分な働きができるはずです。
まとめ

テストドライバーの必須の資格が自動車運転免許です。テスト対象によっては特殊車両の免許も必要になるので注意してください。
テストドライバーになるためには、自動車メーカーへの就職および部品メーカーへの就職があります。ただ必ずしも欠員があるとは限らないため、希望通りに配属される保証はありません。
テストドライバーとして働くためには、自動車に対する勉強がかかせません。結果を開発部門に的確に伝えなければならないからです。運転技術とともに、問題点があれば正確に伝えられるよう高度な知識を備える必要もあります。
