世界一過酷なレースとモータースポーツ界で位置づけられているダカールラリーをご存知でしょうか。古くはパリ・ダカの愛称で親しまれました。2021年はコロナ禍において開催が心配されましたが、2年連続でサウジアラビアを舞台に大会が始まりました。今回は、注目ポイントなどをご紹介します。
伝統的に連覇のパターンは多い

毎年1月1日前後から10日以上をかけて約1万kmを走行することで競われるダカールラリー、今年は1月3日から15日まで、サウジアラビアの西部ジェッダを発着点として総走行距離約7700kmを反時計周りに一周するようなルートが設定されています。
1978年の第1回大会から2008年の第30回大会(2008年は中止)までは、パリ・ダカの略称が示すように、フランスのパリからセネガルのダカールまでを走行するルートでしたが、2009年から2019年の11大会においては、南米の主にアルゼンチンなどが舞台となりました。そして2020年からは中東のサウジアラビアでの開催になっています。
2021年の見どころ
昨年まで42回開催されてきた中、2連覇以上を達成したのはドライバーで7回、メーカーで9回と比較的多く、前回優勝ドライバーである、スペイン人のカルロス・サインツとイギリスの自動車メーカーMINI(ミニ)が連覇を達成できるかが一番の注目となります。サインツは2010年代にも2度の優勝経験があり、ミニにおいては2012年から4連覇の実績も残していることから、昨年と同じ舞台で再び戴冠できる可能性は十分あります。
サインツとMINIの連覇を阻む対抗馬として、最も名前が挙げられるのが一昨年ペルーで開催された大会で優勝したトヨタ GAZOO レーシングになります。ナサール・アルアティア(カタール)はその時の優勝ドライバーであり、チームメイトのジニール・ドゥビリエ(南アフリカ)も2009年フォルクスワーゲンでの優勝経験を持ちます。
日本的観点と部門的観点からも楽しめる
ここまで紹介してきた見どころは、実は四輪総合部門(オート)の話であり、ダカールラリーには二輪(モト)やトラック(カミオン)、さらにQUADやSSVなど細分化されており、オートに関しては車両重量や改造範囲などにおいてクラス分けもされているのが特徴ですので、横断的に楽しむのも良し、好きな部門のみに注目するのも良しといった懐の深い大会なんです。
その中で、楽しみ方の一つに自国のドライバーやメーカーを応援するという観点があります。今大会では四輪市販車部門にトヨタ車体、二輪部門にホンダ、トラック部門に日野自動車がそれぞれ前回大会で優勝していますので、これらにおいても連覇がキーワードとなっています。
おわりに
ダカールラリーは出場ドライバーの年齢が他のカテゴリーに比べると比較的高く、元F1ドライバーの参戦といったケースも複数あります。今回四輪総合で連覇を目指すサインツの息子サインツ・ジュニアは現役のF1ドライバーで、2021年からは名門フェラーリに籍を置くことから、親子で両カテゴリーの世界王者と言った偉業への夢も膨らみます。
季節は世界各地でさまざま

ダカールラリーは12月や1月のアフリカや南米、中東が舞台となってきたため、砂漠や夏のイメージが強いと思いますが、日本から応援する方々にとっては毎年真冬です。モータースポーツを観た後にはドライブに行きたくなる方もおられますので、CarZootの解氷スプレー を紹介します。
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