ゴルフ場でカート代わりにセグウェイを乗車してコールをラウンドするサービスなどがありますが、果たして公道で乗ることができるのでしょうか?法律改正や交通ルールなどを詳しく紹介します。
セグウェイの公道走行について

セグウェイとは
セグウェイとは、アメリカで開発された「電動立乗り二輪車」で、アクセルやブレーキがなく、重心移動だけで走行できる「平行二輪車」の一種です。最大時速は20km/hとトップマラソンランナーと同じくらいの速さです。充電時間は8~12時間で24~39kmの走行が可能です。価格はモデルによって違いますが100万円ほどになります。初めて乗る場合でも、数分で感覚に慣れて直感で運転できるようになります。

乗車するには
セグウェイは日本各地のセグウェイツアーで乗車することができます。北海道の函館大沼や、福岡の国営海の中海浜公園、そのほか自然をめぐるツアーで活用されています。都心部では横浜のセグウェイツアーでは、赤レンガ倉庫を中心に乗車体験できます。また、先に紹介した通りセグウェイにのってコース内を移動できるゴルフ場が茨城県に2カ所あります。
公道での走行について
道路運送車両法では、セグウェイは軽車両としての保安基準を満たさなければ公道の運行は認められておらず、既存の運転方法とは違うセグウェイをはじめとする平行二輪車の公道走行は現段階では軽車両として認められていません。しかし、世界の多くの国では公道の走行が認められていて、日本においても茨城県のつくば市で「モビリティロボット実験特区」として平成23年より公道実験がスタートしています。
電動平行二輪車の種類
充電タイプの電動平行二輪車を紹介します。どれも公道での走行は禁止していますのでご注意ください。
Segway-Ninebot(セグウェイ ナインボット) S-PRO

Segway-Ninebot(セグウェイ ナインボット) S-PROの特徴は以下の通りです。
【概要】新感覚のバランススクーターで、最大最高距離は18km、最高速度は18km/hです。
【仕様】最大出力2100W、バッテリー63V/310Wh、充電時間4時間
【価格】amazon.co.jpでの価格76,566円(税込み)
チック(Chic) 立ち乗りKintone

チック(Chic) 立ち乗りKintoneの特徴は以下の通りです。
【概要】体重だけで簡単操作できるセルフバランススクーター。
【仕様】最高時速10km、1回の充電で最大20km走行可能。車体重量11.5kg、最大負荷荷重100kgまで。対象年齢16歳以上。
【価格】amazon.co.jpでの価格24,000円(税込み)
Evercross E01 6.5インチバランススクーター

Evercross E01 6.5インチバランススクーターの特徴は以下の通りです。
【概要】6.5インチホイールを採用したバランススクーターです。内蔵のBluetoothスピーカーがお気に入りの曲を再生します。
【仕様】最高速度:時速12km/h、エンジン:2×350W、正味重量:12.5kg、
充電時間:2〜3時間、走行距離:10-15km
【デザイン】白、黒、ピンク、メッキ青、メッキローズ、メッキ赤の6種類。ホイールが速く回転すると、内部のライトが輝きます。
【価格】amazon.co.jpでの価格20,999円(税込み)
セグウェイの公道走行は実験段階

セグウェイなどの電動平行二輪車の公道走行は認めれておらず、一部地域で実証実験を行っている段階です。世界で公道走行が禁止されているのは、先進国で日本の他にはイギリスだけだそうです。安全性さえ認められれば、公道走行も遠い将来の夢ではありません。それまではセグウェイのツアーに参加するなどして、規制緩和を待ち続けましょう。
