日本車は世界からみても信頼度が高く、地域を問わず実に幅ひろい車種が毎日使用されています。特に、スズキで製造されている「スイフト」は、改良を積み重ね、前モデルからなんと120㎏もの軽量化に成功し、輸送効率の向上に寄与した結果、2020年にインドでベストセラーを記録しました。スズキは軽自動車の会社というイメージをお持ちかも知れませんが、世界の自動車メーカー売上ランキングトップ10に入っており、年間生産台数300万台を誇っています。
スズキの凄さ

しかも、スズキは海外販売が総販売台数のうち8割を占めており、主に海外市場を主戦場としているのが大きな特徴として挙げられます。2020年12月の生産・販売・輸出実績(速報)によると、世界販売台数は同5.4%増の25万9479台で2か月ぶりのプラスとなったたとのことです。
世界生産台数は同19.9%増の27万7307台で5か月連続のプラスとなりましたが、国内生産は国内向け、輸出向けがともに増加し、同14.6%増の9万2110台で2か月ぶりのプラス。海外生産もインドが増加し、同22.7%増の18万5197台で12月として過去最高を記録し、4か月連続のプラスとなっています。
圧倒的なシェア率
とくにインド国内においては、スズキのシェア率が80%で、90年代以降にインド経済が自由化し、世界中の自動車メーカーが名乗りを上げて新規参入を果たした中でもなお高いシェア率を維持しています。
また、「スイフト」は、歴代3モデルがすべて、インドカーオブザイヤーを受賞しています。初代は2006年、2代目は2012年、現行の3代目は2019年、インドカーオブザイヤーに輝いています。
マルチスズキによると、スイフトはインドカーオブザイヤーを3回受賞した唯一の車になるということです。 マルチスズキによると、「スイフト」の顧客は35歳以下がおよそ53%。
テクノロジーに通じた機能や、コストパフォーマンスの高さ、スポーティなデザインを備えた新時代の車としての地位を確立した、としています。
インドの自動車市場
気になるインドの自動車市場についてですが、2019年度、インドの自動車市場は一旦落ち込みを見せたものの、依然、乗用車・スポーツ用多目的車の販売台数は277万3,575台を記録し、世界屈指の市場規模を維持しています。
スズキがインド市場を寡占状態にした要因は、軽量ゆえの輸送効率の高さだけではありません。そのほかの1つの大きな成功要因として、メンテナンスの行いやすさが挙げられます。
インドのような新興国に新規参入して車を販売していく場合、アメリカやドイツなど新興国で販売する場合とは異なり、車両のメンテナンスがいかに簡易的に行えるかどうかが成功のカギを握っているといっても過言ではありません。
トヨタ車を例にとると、性能自体で右に出るものはありませんでしたが、何より精緻な造りのためメンテナンスに時間と人手、手間が掛かり、なおかつ車両が重いという重大な欠陥がありました。
その点、スズキのスイフトは作りが非常に簡素になっているため、整備性・生産性の高さから、地域を問わず運用することに向いていました。なおかつモデルを経るごとに軽量化を果たしていたことも貢献しています。インド向けの現行スイフトのエンジンは、ガソリンが1.2リットル、ディーゼルが1.3リットルで、トランスミッションは5速MTとAGS(オートギアシフト)が選択できるなど、状況に応じたドライビングが柔軟に選択できるようになっています。
インドにおけるスイフトの生産は2005年に始まりましたが、ディーゼル仕様やセダンタイプを増やしながら、さまざまな世代・性別・産業にマッチして販売台数を伸ばしたという背景があります。
さらに、年々厳しくなる環境適応要件にもキャッチアップし、エコカープロジェクトに揮毫するモデルの生産をスムーズに開始しています。
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回は、スズキ スイフトがインド市場でベストセラーを記録をしたことをお伝えしました。性能はもちろんのこと、整備性・生産性の高さが成功の大きな要因になっているといえます。
さいごに

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