自動運転の技術開発は日々進歩していますが、もし運転席でパソコンやゲームを楽しむことができるようになったら、絶対マイカーとして乗ってみたいと思われる方も多いのではないでしょうか。2021年1月に初のオンラインで開催された世界最大のIT家電見本市「CES2021」で韓国のサムスン電子がそんな近未来型のコックピットのプレスカンファレンスを行いましたので、紹介します。
デジタルコックピット2021

今回発表されたコンセプトは、CES2018で発表されたものが元となっています。しかし当時は前年にサムスン電子がアメリカのオーディオ機器などを手掛けるハーマン・インターナショナル・インダストリーズ(以下ハーマン社)を買収したばかりで間がないといった背景がありましたが、そこから3年の月日を経てハーマン社の車載技術とサムスン電子の新技術によってブラッシュアップを重ねて到達したタイミングとなります。
QLEDのディスプレイ
デジタルコックピットの目玉とも言えるのが、ダッシュボードに組み込まれた49インチの巨大なディスプレイです。量子ドットという青色LEDをバックライトの光源として用いる技術から生まれた「QLED」は、一般的な液晶より高画質で、電力の低消費を実現。それをドライブモードとメディアモードによって動き、道路状況からゲームや音楽映像などを圧倒的な臨場感で楽しむことが可能となります。
ドライバーは、ハンドルにある8.8インチのディスプレイをリモコンとして操作することができるほか、後部座席には90度回転し横型となる別の大型ディスプレイも搭載されており、ハーマン社の専門分野を生かしたスピーカーが様々な箇所に取り付けられており、目と耳がどこを向いていてもエンタテイメントを満喫することができる構造となっています。
5Gによるカーオフィス
5Gテクノロジーによる、移動中の車内をオフィス空間として各種パソコン業務やビデオクリップの編集といったクリエイティブな作業、オンライン会議にもシームレスで高いコミュニケーション能力を備えているため、柔軟に対応することができます。もちろんスマホとの連携も問題ありません。
安全性も抜かりなく
サムスン電子はGalaxyシリーズを通じて10年以上世界のスマホ市場における歴史と経験を重ねてきました。中でもサムスンヘルスと呼ばれるアプリ技術を生かして安全性をデジタルコクピットにもたらしました。ドライバーの健康や睡眠パターン、同乗者においても健康状態をチェックし、それに合わせた照明や音楽、香りと車内環境を自動的に調整してくれます。
おわりに
その他にもボンネット先端に備えたディスプレイで歩行者へのメッセージを表示して安全を確保する技術や、フロントガラスに交通やエンタメに関する情報が映し出されたり、バックミラーは電子されたりと視覚において特に幅広い装備が特長です。コロナ後の世界は一気に近未来となっているかも知れません。
コックピット内のお手入れに

デジタルコックピットは将来的に車内清掃もセンサーが感知して自動で行ってくれるのでしょうか。近未来に思いを巡らしながらも。とりあえず目の前の愛車のインテリアをお手入れしませんか。CarZootの「インテリアクリーナー 掃除 ダッシュボードクリーナー 内装」は、スプレーを付属のタオルに吹き付け拭くだけですので初めての方でもラクラクです。
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