「カーポートを自作で設置したい。」と考えたらまず、必要な材料をそろえる所からスタートです。
そもそも自作するとなったら、メーカー品の様なスチールやアルミフレームでつくる頑丈なカーポートを作るのはプロでない限り難しいです。
素人でも挑戦しやすい、木材や単管パイプなどで作る、簡易的なものをおすすめします。
この記事でご紹介するのは、素人がカーポートを作りたい場合に揃えたい建築材料です。
絶対に外せない7つをおさえて、お気に入りのカーポートを設置しましょう。
カーポートの建築材料外せない7つ

カーポートを自作するのに必要な、主な建築材料はこれからご紹介する7つです。
それぞれの役割について、1つずつ見ていきましょう。

柱を形作るのは「単管パイプ」

まずはフレーム(柱)を形作る材料から。
単管パイプは安くて組み立てやすいので、初心者におすすめの材料です。
長さは組み立てたいカーポートのサイズに合わせて購入しましょう。
ホームセンターでは、好みの長さにカットもしてもらえます。
単管パイプをつなぎとめる「単管クランプ」

単管パイプ同士をつなぐ役割のクランプは、もはや単管パイプとセットと言うべき存在でしょう。
クランプにもいろいろな種類があります。
製作するカーポートのサイズに合わせて、必要数を用意しましょう。
- 直交クランプ
2本の単管パイプ同士を90度(十字の状態)で固定できる金具です。
カーポートの柱(縦)と屋根部分(横)のパイプ固定に使います。 - 自在クランプ
その名の通り、角度を自由に変えられる固定金具です。
カーポートの筋交い(単管パイプを斜めに使って、柱と屋根部分に強度をつける)部分に使います。
柱の土台となる「固定ベース金具」
単管パイプを固定するための足のような役割を果たす金具です。穴が空いている部分にアンカーボルトをねじ込んで、土台のコンクリートに固定します。柱として設置する単管パイプの本数だけ必要です。
固定ベース金具を留める「アンカーボルト」
固定ベースを土台(コンクリート)に固定するためのネジのような金具です。
ハンマードリルで穴を開けてから差し込んでつかいます。
屋根部分となる「ポリカーボネート波板」

屋根部分にはポリカーボネート素材の波板を使いましょう。
この素材の良いところは、ガラスより強度があり、耐久性に優れ、軽くて加工がしやすいところです。
カーポートを自作するには最適な素材です。
屋根板を支える「垂木(たるき)」

屋根板の下に取り付けて、屋根板を支える役目をする木材です。杉や松の木材を使用することが多いです。
屋根の大きさに応じた本数を用意しましょう。
長さはホームセンターでカットしてもらせます。
垂木を留めるクランプ
垂木を単管パイプに固定するためのクランプです。直行型・自在型・平行型と種類があります。
カーポートを作るのに必要な工具

上であげた材料を使ってカーポートを作る際に、最低限必要な工具も確認して、そろえておきましょう。
- メジャー・ペン(採寸や目印をつける)
- ハンマードリル(アンカーの穴を開ける)
- インパクトドライバー(ネジ止め用)orドライバー
- コンクリート用スポイト(アンカー穴の洗浄用)
- ハンマー(アンカーの打ち込みに使用)
- ラチェットレンチ(クランプの固定に使用
- 水平器(単管パイプの水平・垂直を確認する)
- 波板用取り付けビス(波板を垂木に取り付けるためのネジ)
これらは最低限の工具なので、その他必要に応じて用意しましょう。
土台がコンクリートでない場合は
今回ご紹介した材料は、土台がすでにコンクリートの場合です。
設置を考えている場所が砂利や土の場合は、まず土台をつくる必要があります。
こちらを参考に、必要な材料をそろえておきましょう。
カーポートを自作するのに必要な最低限の建築材料をご紹介しました。
これらの7つと工具類をそろえて、あなたのお気に入りのカーポートを作ってみましょう。
