エコカーを購入したいけど、何を選べばいいのかわからないという人も多いのではないでしょうか。そこで、エコカーの仕組みや燃費、特典について、詳しくご紹介します。
エコカーの仕組み

エコカーとは、エコロジーカーの略で、二酸化炭素や窒素化合物の排出量を抑えた環境にやさしい車のことです。また、燃費もいいので、近年注目されている車です。エコカーには6種類あります。それぞれの特徴についてご案内します。
①ハイブリッドカー
エコカーとしては1番有名な種類です。電気モーターとエンジンが搭載された車です。電気とガソリンを併用し、低速時には電気モーターに、高速時にはエンジンに切り替えて走行します。電気も利用するため、ガソリンの使用量と二酸化炭素の排出を抑えます。
②電気自動車
電気を使って電気モーターを動かして走行します。ガソリンを一切使用しないため、二酸化炭素の排出がありません。家庭用の充電やガソリンスタンドで充電できます。今後、充電設備の場所を増やす整備が進んでいきます。
③燃料電池自動車
燃料電池を搭載していて、水素と吸気中の酸素を燃料として電気を作ります。この電気の力を利用してモーターを動かして走行します。水素と酸素を組み合わせた時に出る水が排出されるだけで、二酸化炭素の排出はありません。クリーンエネルギーが特徴です。
④第3のエコカー
これまでのガソリン車で、ハイブリッドカーと同等の低燃費で走行できます。第3と呼ばれるのは、ハイブリッドカー、電気自動車に続くエコカーという意味です。
⑤水素自動車
ガソリンや軽油の代わりに水素を燃料として走行します。
⑥天然ガス自動車
天然ガスを燃料として走行します。従来の車に比べ、二酸化炭素や窒素化合物の排出量が少なく、走行時に振動や騒音が軽減されているのも特徴です。

エコカーのメリット・デメリット

エコカーのメリット
エコカーのメリットは、低燃費であることです。ガソリン代を抑えられ、節約できます。次に、国からの優遇措置を活用すれば、車が安く購入できます。また、環境保護につながるというメリットがあります。エコカーの種類によっても差はありますが、従来の車と比べ二酸化炭素の排出量を少なく抑えられているのは、今後の環境問題に置いて重要になってきます。
エコカーのデメリット
エコカーのデメリットは、一般の車と比較して、走行パワーが落ちる点です。また、車種が少ないことも車を購入する上でのデメリットになります。今後、車種が増えていくことを期待しましょう。
エコカーの特典

エコカーは環境に配慮した車のため、国から優遇措置が受けられます。
①エコカー減税
エコカー減税とは、自動車税や自動車重量税が減税される措置のことです。エコカー減税の適用となる車の種類は、2つに分けられます。1つは、ガソリン自動車とハイブリッドカー、もう1つは、電気自動車とクリーンディーゼル車、燃料電池自動車、天然ガス自動車です。新車登録時や初回の納税に必要な自動車税・軽自動車税が25%~75%減税されます。また、新車購入時や初回の車検時にかかる自動車重量税が25%~100%減税されます。
②クリーンエネルギー自動車導入促進対策費補助金(CEV補助金)
次世代自動車振興センターで審査承認された新車を購入するときに、国から出る補助金のことです。対象の種類は、電気自動車、燃料電池自動車、クリーンディーゼル車、プラグインハイブリッド車です。
エコカーだと何がいいの?燃費や特典などメリットを詳しく紹介!まとめ

エコカーは6種類もあり、どのエコカーを選べばいいか悩む人も多いでしょう。この記事では、エコカーの仕組みやメリットデメリット、またエコカーならではの特典をご紹介しました。車両の価格や、燃費性能、エコカーの特典であるエコカー減税やクリーンエネルギー自動車導入促進対策費補助金(CEV補助金)をうまく活用して購入することをおすすめします。
