車を運転していて曲がるとき、停車するとき、ウインカーを使います。ウインカーがないと周りに自分の行動を知らせられませんし、他の車の行動も予測不能です。ウインカーが壊れたら事故を起こしかねません。
そこで今回は、万が一ウインカーが壊れた際の対処方法をご紹介します。これを知っていれば急な故障にも落ち着いて対処できます。
ウインカーが点滅しなくなる原因

ウインカーは運転中の動作の中でも使用頻度がかなり高いのでどうしても故障してしまいがちです。ウインカーの故障といえば点滅しなくなることがほとんどですが、故障の原因は決して一つではありません。いくつかの原因を知っておくと素早い対処方法がわかるので、急に故障してしまったという時に慌てなくて済みます。早めの判断と対処で事故原因を減らし、安心して運転再開しましょう。

故障の9割を占めるウインカーリレー
点滅しなくなる原因の多くは、ウインカーリレーの故障によるものです。ウインカーリレーのスイッチが入ったり切れたりすることよって点滅が起こります。ここにうまく電気が通らないと点滅しません。配線の故障や電圧が低くなっていることが考えられます。ウインカーリレーが故障している場合場はカーショップなどで修理をしてもらいます。
その他の故障原因
案外多いのが電球です。電球の原因は球切れやさびの発生です。
配線の断線や接触不良。
バッテリーの劣化もあります。エンジンをかけてしばらくウインカーが動かない、時間が経つと動くときはバッテリー交換を早めに考えてください。
最近ではLEDライトに交換したらウインカーリレーがLED対応のものではなく点滅しないこともあります。またLEDの消費電力が少なく、球切れと勘違いして早く点滅することもあります。これは変えた時から症状が出るので気づきやすいタイプです。球切れと勘違いしている場合は、LEDをやめるか早い点滅を防止するウインカーリレーを使うことによって防げます。
ウインカーが壊れた時の対処法

カーショップで修理してもらう
球切れやバッテリーの交換は、部品があれば数十分で終わることもあります。取り寄せの場合は数週間かかることもあるので早めの問い合わせをしてください。
LEDは長持ちする分、部品代も電球と比べると高くなります。タイミングが良ければ中古で安く取り寄せできることもありますが、長い目を見れば損はないので、すぐ見つからない時は新品をつけてもらいましょう。
自分で修理する
ウインカーやハザードランプを使い、どの電球が切れているか確認します。ボンネットを開けると電球を覆っているカプラーがあるので、時計回りに回して外します。カーショップやホームセンターで売っている電球と交換します。あとはカプラーを元に戻しボンネットを閉め、点滅するか確認したら完了です。
LEDでの不調を紹介した際のウインカーリレーの交換は、配線を操作します。きちんと設置できないと発火などの恐れもあるので、プロにお願いしましょう。
ウインカーが壊れたら早めの対策を

ウインカーが壊れていると事故を誘発してしまうのはもちろんですが、ランプが切れていると道路交通法違反になります。免許証の減点と罰金が科せられます。
たまにウインカーが速く点滅している車を見ます。ハイフラッシャー減少、俗にいうハイフラです。あれはウインカー内の電球が一つでも切れていると、電球切れを知らせるためにわざと早くなるように設計されています。
車に乗っていると、外についているウインカーの不調に気づかないこともあります。また、前は気づいても後ろを見落とすこともよくあります。正常に動いているか外からの確認を定期的にお勧めします。
