あなたは「アプリリア」というバイクメーカーをご存知でしょうか?モータースポーツがお好きな方でなければ、あまり聞きなれないメーカーかもしれません。今回は、このアプリリアとはどんなバイクメーカーで、最新のモデルRSV4とはどんなモデルなのか?について、詳しく解説していきます。
アプリリアとはどんなバイクメーカーなのか?

アプリリアは1945年にイタリアで設立されたメーカーです。設立当初は自転車を作っていました。バリエ・アルベルト・ベッジオによって創業され、1968年には息子のイバノ・ベッジオが経営権を引き継ぎ、さらにその名を世界中に知れ渡らせました。
自転車作りから始まりましたが、モノづくりの技術は高く、精巧な製品を作るバイクメーカーとしてモータースポーツファンの間では大人気のメーカーです。とはいえ、会社の規模はそこまで大きくなく、モータースポーツに絞り込んだ経営スタンスを守り続けているメーカーと言えるでしょう。
独創的な車体構成が特徴で、125cc、250ccクラスの小排気量分野でも絶大な強さを持っているバイクメーカーとして有名です。設立当初はオフロードバイクに力を入れていましたが、現在ではスポーツバイクにほぼシフトしていることも特徴です。
アプリリアが活躍したモータースポーツ大会とは?

日本人ライダーとも密接なかかわりがあり1974年に行われたモトクロス世界選手権シリーズでは、鈴木都良夫選手を擁し活躍。1990年代には原田哲也や坂田和人らがロードレース世界選手権に参戦し活躍しています。これらの効果もあり、アプリリアは日本国内でもドゥカティ、ビモータと並んで有名なバイクメーカーとされています。
アプリリアが今回発表したRSV4の魅力を解説

今回アプリリアはRSV4を新たに発表しました。RSV4はミドルスポーツモデルのRS660から影響を受けているスポーツモデルで、さらに改良されてこの度発売開始されました。風洞実験で作成されたエルゴノミクスデザインを採用して空気抵抗を軽減し、ダウンフォースを発生。さらにウィングレットはダブルフェアリングに内蔵、高速走行時の安定性を最適化しながら、冷却性能も高めることに成功しています。
アプリリアは過去、54もの世界タイトルを取った実績がありますが、その実績から生み出された貴重な経験とRS660の魅力的な部分を掛け合わせた、まさに最新のモータースポーツマシンに仕上がっています。
RSV4ファクトリーという上位モデルも同時に発売され、アルミニウム鍛造ホイール、オーリンズ製スマートEC 2.0セミアクティブサスペンションシステム、ブレンボ製スタイルマブレーキキャリパーを標準装備することによって、完全なレース志向モデルとして同時発売されています。
今後も躍進し続けるのがアプリリアのバイク
アプリリアのバイクは今後もモータースポーツ界で必要とされることは間違いないでしょう。モータースポーツ界には様々なメーカーがありますが、ここまでレースにこだわっているメーカーは中々無いためです。
ただし、今後2030年代を目途に現在のガソリンエンジン車をリリースすることは困難になってくるでしょう。今後、モータースポーツ業界がどのように変化をしていくのかは、まだ未知数ですが、アプリリアの今後に期待していきましょう。
まとめ
というわけで、今回はイタリアのバイクメーカー「アプリリア」が今回発売した「RSV4」と「RSV4ファクトリー」について詳しく解説してきました。モータースポーツ界も環境の変化は大きいですが、その変化に対応した精巧なバイクの製造をこれからも期待したいところです。
もし、バイクに興味がおありでしたら、是非ともアプリリアのバイクを試して見られることをおすすめします。国内メーカーでは味わえない体験をすることが出来るでしょう。