この度アウディは人気車種のA6のPHVを改良して新発売することを発表しました。今回の記事では、アウディの新しいA6セダンはどんな車になるのか?について詳しく解説していきます。
PHVとはどんなパワートレインなのか?

PHVとは、モーターだけでも走れるし、ガソリンエンジンでも走れる車の事をいいます。特徴としては、非常に燃費が良く、半分は電気自動車の様な存在であるということです。ただし、モーター用のバッテリーにも充電をしておかなければいけないことや、車両自体が高額になるので、なかなか購入できる人は少ないのが現状です。
さらには、バッテリーが通常のハイブリッド車よりも大きくなってしまうため、車内の居住スペースを圧迫してしまいがちで、若干狭さを感じやすい車が多いという点もデメリットでしょう。とはいえ、いきなり電気自動車に乗るのは不安があると思われる方には、PHVがおすすめです。
アウディのA6とはどんな車?どんな魅力があるの?

アウディA6とは、アウディが作っている高級セダンの事です。1994年から製造が始まっていて、今まで4度のモデルチェンジを繰り返し、現状の5代目アウディA6が最新車種です。日本では2004年ごろから販売が開始され、今でも人気の高級車です。
現状のA6のパワートレインにはマイルドハイブリッドシステムが搭載されていて、PHVとは違うパワートレインで売り出されています。マイルドハイブリッドの動力はガソリンエンジンで、補助的な役割でバッテリーが搭載されています、
A6の魅力は何と言っても高級セダンらしい最上級の乗り心地で、アウディの最上位グレードSシリーズにも匹敵する乗り心地だと言われています。静穏性も高いのが特徴です。
新しいアウディA6に搭載されるPHVとは?従来の物と違うのか?

そして、今回アウディが新型A6に搭載するのではないか?と見られているPHVシステムは「TFSI e」と呼ばれている最新のPHVで、直噴2.0リットル直列4気筒ガソリンターボにモーターを合わせ、全体でのパワーを299ps、トルクを45.9kgmと設定しています。低燃費かつ、パワーのある新しいPHVシステムなのです。
トランスミッションは7速「Sトロニック」を使用していて、0~100km/h加速は5.6秒、最高速250km/hと、かなりの馬力がある事も分かります。バッテリーの容量も上げられていて、14.1kWhから、17.9 kWhに約1.3倍大容量化されています。
新しい機能の一つに、走行モードの追加があります。以前は「EV」、「ホールド」、「ハイブリッド」の3種類の走行モードでしたが、今車種から「チャージ」というモードが加わります。
新しいこのチャージモードでは、欧州の大都市に設けられている電動車専用乗り入れゾーンの「グリーンソーン」に備えて、充電ができるシステムとなっているのです。まさにアウディの最先端PHV技術を詰め込んだ1台となるでしょう。
アウディの電気自動車ってどんなの?
アウディは電気自動車のラインナップも着々と増やしつつあります。アウディの電気自動車シリーズは「e-tron」と呼ばれ、現状3車種が販売されています。今後もどんどん製造は進んでいくと見られます。
しかし、アウディのe-tronは価格が1,000万円程度とかなり高額な為、中々一般の方には購入できないところがデメリットです。今後の開発で、より多くの方が買いやすい電気自動車の登場を待ちましょう。
まとめ
というわけで、今回はアウディが発表した新しいPHVを搭載するアウディA6について詳しく解説してきました。非常に魅力的な高級セダンに仕上がりそうな予感です。
さらに、技術開発は進んでいるため、もっと性能のいいPHVや電気自動車も販売されていくのではないでしょうか?自動車業界は日々日進月歩していますが、最新情報をチェックして、お気に入りの1台をゲットしましょう。