映画やアニメなどの作品に登場する場所や関連するスポットを巡る聖地巡礼。今人気なのが、『鬼滅の刃』の聖地巡礼です。実は宮崎県には、鬼滅ファンが訪れる神社などがあります。この記事では、『鬼滅の刃』とリンクするようなスポットを紹介します。
『鬼滅の刃』の世界を連想させるスポット3ヶ所【宮崎県編】

『鬼滅の刃』に関する聖地巡礼のキーワードは、鬼・刃・主人公の名前である竈門などがあり、宮崎県にはこれらを連想させるスポットが複数存在します。無料の駐車場を完備した場所もあるため、車で巡りながらドライブを楽しんでみてはいかがでしょうか。
巨石は必見!東霧島神社
宮崎と鹿児島の県境にある「霧島山」の周辺には、「霧島六所権現(きりしまろくしょごんげん)」と呼ばれる6つの神社があります。その一つが東霧島(つまきりしま)神社です。この神社には、鬼滅ファン必見のスポットがあります。
■悲しみの涙でできた「神石」
東霧島神社には、三段にスパッと切れた不思議な石があります。この「神石」が鬼滅ファンの間で話題となりました。『鬼滅の刃』では、主人公の竈門炭治郎が鬼への復習のための修行中に、巨大な石を刀で一刀両断するシーンがあります。その石の切り口が「神石」に似ていると言われています。
では、東霧島神社の神石はなぜ切れているのでしょうか。
この神石は、「イザナギの尊」の涙が固まったものと言われています。イザナギの尊の妻・イザナミの尊は、「火の神」によって命を落としました。夫・イザナギノ尊はその死を悲しみ、涙を流しました。この涙が「神石」になったのです。イサナギの尊は、今後このようなことが起こらないようにと願いを込めて、「十握(とっか)の剣」を使い、石を三段に切ったと言われています。
『鬼滅の刃』の主人公・竈門炭治郎も家族を失った悲しみと怒りから修行へと赴き、巨石を切りました。炭治郎もイザナギの尊も「石を切る」という行為に込めた思いは似ていると言えますね。
■東霧島神社の代名詞「鬼磐階段」
「鬼磐(おにいわ)階段」と呼ばれる石の階段があります。この階段には、鬼にまつわる伝説があるそうです。ある赤鬼が霧島山の麓に住む娘を気に入り、娘の父親に「嫁にくれ」とお願いしました。困った父親は霧島の神様に相談することに。神様は鬼に「一晩で1000個の石を使って階段をつくれれば、娘を嫁に出してやる。つくれなければここを去りなさい」と言いました。
鬼は軽々と999個まで石を積み上げました。すると神様は慌てて空を少しだけ明るくし、朝を告げる鶏を鳴かせたのです。鬼は夜明けまでに階段をつくれなかったとして、山奥へと帰っていきました。
『鬼滅の刃』にも鬼が登場するため、鬼磐階段の伝説も興味深いのではないでしょうか。なお、階段は苔があり滑りやすいため、歩くときは十分注意しましょう。
この階段を使うときは、後ろを振り向かずに登りましょう。昔、僧侶がこの階段を呪文を唱えながら登って修行していたことから、願い事を唱えて振り向かずに登りきると、その願いが成就すると言われています。
■その他にも見どころ満載!
東霧島神社の境内には、樹齢1000年を超える大楠や、幸運・厄除の力が宿る「竜王神水」など、パワースポットが多数あります。石の階段を登れば、運動不足の解消にもなるかもしれません。
住所 | 宮崎県都城市高崎町東霧島1560 |
アクセス | 高原インターチェンジから車で約15分 |
駐車場 | 500台(無料) |
公式ホームページ | http://tsumakirishimajinjya.com/ |
宮崎県にもあった!竈門神社
『鬼滅の刃』の聖地の代表が、主人公の名前である「竈門」と同じ名前のついた神社です。大分県や鹿児島県にもある「竈門神社」。調べてみると、宮崎県にもありました。三股町にある竈門神社は決して大きな神社ではありませんが、少し物悲しさを感じる雰囲気が『鬼滅の刃』の世界観とマッチしているように感じます。
高台にひっそりと立つ「竈門神社」。車で5分ほどのところに運動施設を完備した「旭ヶ丘運動公園」があります。そちらに車を停めて竈門神社を散策してみてはいかがでしょうか。旭が丘運動公園には270台利用可能な駐車場があります。
高千穂町の鬼伝説
最後に、車で行くのには向きませんが『鬼滅の刃』とリンクするようなスポットをご紹介します。東霧島神社の「神石」のようにスパッと切れた石を見ることができます。高千穂町内中心部より5㎞ほど離れた場所にある「高千穂町の鬼切石」。高千穂町には「鬼切畑(おぎりはた)」という地名があるほど、鬼に関する伝説がいくつかあります。
高千穂をめぐると、鬼にまつわるスポットが多数見つかります。『鬼滅の刃』だけではなく、鬼の伝説や地域の歴史に興味のある方は散策してみてはいかがでしょうか。
宮崎県でドライブしながら聖地を巡ろう【CarZootのアイテムもご紹介】

宮崎県で『鬼滅の刃』の世界観を楽しめるスポットをご紹介しました。作品と似ているところを探すだけではなく、その場所の伝説や歴史も調べることで、聖地巡礼を一層楽しめるのではないでしょうか。神社などにある由緒などが書かれた看板を読むようにしたいですね。
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