燃費改善3割義務という言葉をご存知ですか?
「何それ、聞いたことない!」
「そもそも車の燃費についてもよく分からない」
という人が多いかもしれません。
そこで今回は、燃費改善3割義務を分かりやすく徹底解説するとともに、車の燃費とはどういうものなのかなど、車初心者に向けて簡単にご紹介していきます!
そもそも「燃費の良い車」ってなに?

車に関して尋ねるときに「燃費はどうですか?」と聞く場合があると思います。
そもそも「燃費が良い」とはどういう意味なのでしょうか?車の燃費というのは、ガソリン1リットルを用いてどのくらいの距離を走行できるのかを数値によって表したものです。
1リットル当たりの走行距離が長ければ長いほど、それだけ「燃費の良い車」というように評価されます。車種にかかわらず、同じ方法で計算されるので国内で販売されている車を燃費の良いランキング順などで表すことも可能です。
燃費の良い車に乗ることで、同じ距離を走行する場合でも、少ないガソリン代で済むことになるので、経済的にも良いですね。さらに、燃費の良い車に乗ることのメリットは、経済的な面だけではありません。
低燃費で走行できるということは、その分だけ二酸化炭素の排出する量を抑えられるということです。燃費が良ければその分だけガソリンを消費せずに済み、ガソリンを消費せずに済むということはその分だけ二酸化炭素を排出する量を減らすことができます。
このように、低燃費の車に乗ることは経済的にも、環境にも良いということが理解できましたね。

【本題】燃費改善3割義務とは?

燃費について理解できたところで、本題の「燃費改善3割義務」について解説してきたいと思います。
燃費改善3割義務とは、国土交通省と経済産業省が提案した、「国内自動車販売に占める電気自動車(EV)の割合を、全体の2~3割に高めよう」という新しい基準案のことです。
この案は、2030年から開始するという目標を掲げられました。現在の規制は、2020年度にガソリン1リットル当たりの走行距離を平均で20.3キロメートルとし、2009年度の実績と比較して24.1パーセント改善することを自動車メーカーに義務付けているようです。
そして新しい基準は、2030年度に25.4キロメートルとし2016年度の実績から、32.4パーセントの改善を自動車メーカーに義務付けました。この燃費規制は、各自動車メーカーに対して、全販売台数の平均で達成するように求めているのです。
これを達成するためには、ガソリン車の比率を下げて、燃費の良い電気自動車(EV)やプランクインハイブリット車(PHV)、燃料電池車などの販売を増やさなければなりません。
経済産業省によると、国内のEV車の販売台数は、2017年度で約2.4万台で全体に占める割合は、わずか0.5パーセントだったのです。
2030年度にはPHVを含め、20~30パーセントまで高めるという目標を掲げており、現在の市場に当てはめて考えると、年100万台売りさばかなければならないという大規模なものですね。
【燃費向上】燃費を良くする2つの方法や自動車アイテム

政府が提案した「燃費改善3割義務」をご理解いただけたでしょうか?このような法案を打ち出した理由の一つには「環境改善」があります。みんながこれからも生きていくこの地球を、燃費の改善を通して良くしていけるよう、まずは手軽に燃費を良くする方法やアイテムを使っていきましょう。
①丁寧なドライブをしよう
車自体に悪い部分はなく、劣化もしていないけれど燃費が悪いと感じる場合は、運転の仕方が原因で燃費を悪くしている可能性があります。
まずは、丁寧にアクセルを踏み込むことがポイントです。急な加速や急なブレーキを繰り返す運転をすると、燃費が悪くなる原因になってしまいます。
ブレーキ、アクセルなどを勢いよく踏むのではなく、ゆっくりと踏み込んで離すことを意識しましょう。燃費計が付いている車種の場合、燃費計を意識しながら運転すれば、燃費の改善につながりますよ。
②エンジンブレーを使ってみよう
ブレーキは、エンジンブレーキを上手く活用することがポイントです。停止する前ぎりぎりまでアクセルを踏み、いきなり急ブレーキをかける方法では燃費の悪化を招いてしまいます。
停車する位置の手前でアクセルを離し、エンジンブレーキを活用してスピードを減速させるように心がけましょう。
ただし、停車する場所から距離があるのにエンジンブレーキでスピードを減速させると、後ろから来ている車に迷惑がかかり渋滞の原因になる可能性もあります。
エンジンブレーキを使用する場合には、後ろから来ている車をしっかりと確認し、状況に応じて行うことが大切です。
③タイヤの空気圧を調整してみよう
タイヤは、車の中でも最も重要なパーツです。意外に多いのが、冬に交換したスタットレスタイヤのまま、夏に交換した夏タイヤのまま、タイヤの空気圧を見ない人です。
風船と同じように、タイヤの空気も時間がたつにつれて抜けていきます。ですから、定期的に確認してあげないと、タイヤが空気圧不足になってしまうのです。
大体月に一度程度のペースで、ガソリンスタンドで燃料を入れるときに一緒に確認してもらうのがベストでしょう。空気圧不足はタイヤが余計に地面と接することになり、地面との摩擦が増えます。
摩擦が増える分、抵抗も増えてしまうので、燃費が悪化する原因になっているのです。必ず、定期的に確認してあげましょう。
④余計な荷物を積まない
あなたの車に、普段使わないのにとりあえず積んである「無駄な荷物」はありませんか?車は、止まっている状態から発進する時に最も燃料を使います。
車の重量が重いということは、それだけ最初に動かすために力が必要ということです。もし今すぐ使わない荷物がたくさん積まれているならば、車から降ろしておいた方が良いでしょう。
⑤燃費に効果的な自動車アイテムを取り入れてみよう
燃費改善に効果的な自動車アイテムもたくさん販売されているので、カー用品専門店などで購入するのも良いでしょう。タイヤや燃費添加剤などは特に燃費改善の効果を感じやすいアイテムなので、最初に試すにはおすすめです。
そしてタイヤを交換をすることで、燃費が良くなる場合もあります。低燃費タイヤは最近人気を集めており、CMやメディアなどでよく目にする機会の多いですよね。
低燃費タイヤとは、タイヤそのものの摩擦を減少させることによってタイヤの回転数を増やすので、燃費の向上や改善に効果があるといわれています。
しかし低燃費タイヤは、タイヤ本体の値段が高めなので、「自分の場合本当に交換した方が良いのか」しっかり費用対効果を確認してから購入するようにしましょう。
燃費添加剤は、ガソリンタンクに入れて使用し、給油ラインを洗浄することで燃費改善に効果があると言われています。燃費添加剤を選ぶポイントは、「低価格というだけで選ばない」ということです。
低価格な燃費添加剤の中には、粗悪な商品も含まれていることがごく稀にあります。燃料添加剤を使用する時には、ガソリンスタンドや車用品専門店のスタッフに相談してみると、より確実ですよ。
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まとめ

燃費に関することや、燃費改善3割義務についてなど、初心者の方向けにご紹介してきました。政府が環境改善のために、燃費改善3割義務を打ち出したように、私たちも地球のために燃費が良くなる方法をどんどん取り入れていきましょう。

ドライブするときに試してみよう!