コロナ禍により、車での移動頻度が増えた方も多いはず。家族や友人を乗せてちょっとしたお出かけを楽しむ際にも、安心・安全に車内空間を過ごしたいものです。そこで今回は車内の除菌方法に加えて、せっかくきれいにした車内を維持するためのおすすめグッズを紹介します。
除菌の前に徹底すべきこと

乗車前に徹底すべきことを、念のために再掲しておきます。
手洗い・うがいの励行
いわずもがなですが、手についたウィルスは洗い流すことが最も重要です。ウィルスを車内に持ち込まないためにも再度徹底しましょう。
車内での接触感染について
ハンドルのみならず、車内では人と間接的に接触する部品が案外多いです。たとえば、以下のものは接触感染の原因となりかねないので、定期的な除菌が必要です。
- ハンドル
- シフトレバー
- ダッシュボード
- カーナビ
- チャイルドシート
車内清掃の必要性
ウィルスが粉塵に付着して、空気中に蔓延する可能性があります。これを防ぐためにも、シートにたまった埃をたたき出すことや、フロアマットを外して洗う、フロアに掃除機掛けをしておくことも必要です。
接触箇所の清掃方法

厚生労働省によると、希釈されたエタノールを用いることが効果的だそうです。高濃度エタノール(95~100%)の方が殺菌効果は高そうですが、揮発性が高くすぐに蒸発してしまうので希釈されたものの方が除菌には適しているそうです。
<使用方法>濃度70%以上95%以下(※)のエタノールを用いて拭き取ります。
(※) 60%台のエタノールによる消毒でも一定の有効性があると考えられる報告があり、70%以上のエタノールが入手困難な場合には、60%台のエタノールを使用した消毒も差し支えありません
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/syoudoku_00001.html
清掃方法としては、エタノールをクロスに噴霧して、拭き掃除を行うことが最適です。ただし、ここで注意点が二つあります。一つは、エタノールは引火性があるため、空気中への噴霧は絶対にしてはいけないということです。もう一つは、エタノールを革製品には使わないことです。最悪の場合、変色して元の色合いに戻らない可能性があります。
2021年のおすすめ車内空気清浄機3選
まず大前提として、安全・安心に車内空間を過ごすためには、定期的な換気が欠かせません。厚生労働省は2方向の窓を1時間に2回以上、数分間程度全開にすることを推奨しています。
しかし、トンネル内を走行中の場合など、換気が困難な場合があるのも事実です。そこで、換気が難しい状況でも、少しでも空気をきれいに保つことができる車内用空気清浄機を3つご紹介したいと思います。
LEAF MP-30SL
ポータブル性に優れた空気清浄機で、車内のみならず家内でも使うことができます。なんといってもそのおしゃれさが魅力的で、夜にLEDライト部を見て癒されるのも良しです。
ナノイー発生機 F-GMK01-K
ナノイーはパナソニック社の製品に搭載されている、空気中の水に高電圧を加えることで生成されるナノレベルのイオンです。これがウィルスや金の活動を抑制してくれて、不快なニオイの元を分解し、空気を清浄に保ってくれます。
プラズマクラスターイオン発生機 PCDND-B
シャープ社×デンソー社のコラボ商品です。シャープ社の技術であるプラズマクラスターを搭載した空気清浄機で、パナソニック社のナノイーと同じくイオンの力で空気をきれいにします。
以上3点が、2021年におすすめしたい車内用空気清浄機です。
革製品の清掃について
先述のとおり、エタノールで革製品を清掃することは、変色や劣化を招く可能性があるためおすすめできません。では革製品の清掃はどうすれば良いのでしょうか。
ここで紹介したいのがcarzoot社のインテリアクリーナーです。この製品は革製品のみならず、内窓やマット、ダッシュボードまでまとめて清掃できる仕様となっています。使い方は、スプレーを付属のクロスに吹きつけて拭くだけで非常に手軽です。対象となる汚れは、ドリンクのねちゃねちゃやタバコのやに汚れ、手垢などと幅広く、一つあるだけで車内清掃をより手軽にしてくれる優れものです。ぜひ一度、手に取ってみてはいかがでしょうか。
