皆さんは島根といえば何を思い浮かべますか?
島根は日本で最も古い神社、「出雲大社」が観光スポットとして人気です。
また、全国で唯一私立大学がない県が島根県です。
今回はそんな島根の1月に起きた車関係の事故、事件をまとめてご紹介いたします。
事故の発生件数、事故の特徴

まず初めに島根でおきた近年の事故の発生件数や事故の特徴をご紹介いたします。
・事故の発生件数
年 | 発生件数 | 死亡者数 |
昨年 | 737件 | 18人 |
一昨年 | 927件 | 25人 |
一昨年よりも昨年の方が発生件数、死亡者数ともに減少しています。
要因としてはシートベルトの着用率が急増したことにあります。
島根県のシートベルト着用率は全国でトップレベルであり、そのため死亡者数も少ないです。
また、全国的にみてもシートベルトの着用率が急増しており、近年では全国で発生件数、死亡者数はともに減少傾向にあります。
・事故の特徴
交通事故の年齢層だと高齢者が関係した事故が約80%であり、事故の種類では単独事故が約70%を占めています。
1月の事故、事件

次に1月に起きた事故、事件をでいくつかご紹介いたします。
・出会い頭による事故
出雲市平田町地内の県道にて軽自動車と自転車の出会い頭による事故があり、自転車に乗っていた男性が死亡しました。
事件の解説と対策
出会い頭の事故は2番目に多い交通事故であります。
出会い頭事故の要因としては 認知ミスや思い込み、標識の見落とし等が挙げられます。
出会い頭による事故を防ぐためにも、標識のルールに従って行動する事(一時停止はきちんと止まる等)、譲り合いの気持ちを持つ事、視野を広く持つ事が大切です。
コンビニエンスストアに車が突っ込む事故
夜9時頃に松江市東朝日町のコンビニエンスストアにて駐車場に入ってきた軽自動車が車止めを乗り越えて店内に突っ込む事故がありました。
当時、店内に客はいなく、店員にもケガはありませんでしたが、運転していた男性は軽いケガを負ってしまいました。
男性には持病があり、運転中に意識を失った可能性があるようです。
事故の解説と対策
近年では運転中に体調が急変し、意識を失い事故を起こしてしまうケースが相次いでいます。
今回は運転者の軽いケガで済みましたが、運転中に意識を失ってしまうと重大な事故につながる可能性が極めて高く非常に危険です。
運転者の方々は自分自身をよく理解し、少しでも運転をすることに不安を感じたときは運転はしないようにすることをお勧めします。
また、意識を失ったときに同乗者が居合わせている場合なども考慮し、同乗者もいつ起こるかどのような形で起こるかわからない危険に備えて、エンジンの止め方、サイドブレーキ、パーキングブレーキのやり方は最低限、理解しておく事が大切です。
まとめ
今回は冒頭に島根県の交通事故の発生件数や交通事故の特徴について触れ、島根県で1月に起きた車関係の事故をご紹介いたしました。
交差点、横断歩道では安全確認、減速を怠らないこと、また夕方から夜にかけて自車の存在を回りに認知させるために早期ライト点灯やハイビームの有効活用をお勧めします。
そして、運転者の方々は運転中の体調の急変を防ぐために、自分自身の健康管理を徹底し、より良い運転をすることにつなげていくことをお勧めします。
島根警察交通安全ではしまね安全ドライブコンテストというものを開催しています。
「広げよう事故ゼロしまねの思いやり」をスローガンに174日間の無事故、無違反に挑戦することで安全運転の習慣化と交通ルールを守ろうとする意識の高揚を図ります。
達成した方々には抽選で9万円相当の旅行券や図書カード等豪華賞品があるみたいです。
地元の方々は是非、参加してみてください。
また、島根警察のホームページでは交通死亡事故マップをみることができます。
自分自身が交通事故の被害者、加害者にならないように事故が起こりやすい地域等をよく確認し、事故現場の周辺を通るときはより一層周りに注意して通行してください。