「007」で有名なアストンマーティン

   
 

映画「007」で登場するボンドカーで有名なアストンマーティンは正式名称を「アストンマーティン・ラゴンダ」といい、1913年にイギリスで設立された乗用車メーカーです。今回はアストンマーティンの歴史をご紹介させていただきます。

あの有名な諜報部員も愛する車

品質重視、美しさをとことん追求した車を作り続けてきたアストンマーティン社はイギリスを代表する高級スポーツカーメーカです。1960年代にはプリンス・オブ・ウェールズよりイギリスで最大の名誉の「ロイヤル・ワラント」を授与されています。

始まり

全ての始まりは1913年に、ロバート・バムフォードライオネル・マーティンはレーシングドライバーでもある「ルイス・ズボロフスキー伯爵」の援助のもと「バムフォード・アンド・マーティン」社を設立したことが始まりです。設立から2年後の1915年に改造を施された「シンガー」でヒルクライムレースで勝利を収めたことにより「アストンマーティン」のブランド名が誕生しました。そして1920年には、ズボロフスキー伯爵が「スポーツ」で数々のレースに参戦し名を伸ばし、1923年には市販されるまでに成長しました。

伯爵の死

順調に業績を伸ばしていた矢先の1924年、ズボロフスキー伯爵がレース事故で命を落としてしまいます。これにより会社は倒産、翌年までに何とか再建するものの1925年に二回目の倒産をしてしまいます。これが原因でマーティンは会社を去っていきました。その後は、1926年にアウグストゥス・チェーザレ・ベルテッリが経営に参加し「インターナショナル」や「MkⅡ」などアストンマーティンの名を広める様々な車種が開発、販売されました。しかし、経営効率が悪い生産方法のために1932年に再び経営危機に陥ってしまいます。

戦争の影響で製造中止

1936年アーサー・サザーランドが手を差し伸べます。彼は今までのような利益に直結しないレーシングカーの開発と、参戦をやめ市販車の製造に力を入れました。これにより経営再建に向かっていたのですが、1939年9月に第二次世界大戦が起こってしまいます。このため高級スポーツカーの市場はなくなり、会社としても軍用機の部品製造で生き残るしか方法はありませんでした。

戦争終結後は、トラクターなどの工業機械製造を手掛ける企業「デイヴィッド・ブラウン・リミテッド」の傘下に入ることになります。そして、高級スポーツカーを製造しなくなってから9年後の1948年に新モデル「DB1」が発表されました。そしてこのDB1を皮切りに立て続けにDBの名がついたモデルが販売されることとなります。1950年代にはロゴマークも傘下であることを強調するために「DAVID BROWN ASTON MARTIN」と書かれることになります。

どん底から絶頂に

1950年代からレースのも復帰し「ル・マン24時間レース」やフォーミュラ1などに参戦し活動範囲を広げていきました。1959年のル・マン24時間レースではポルシェやジャガーなどを破り「DBR1」が総合優勝し「黄金期」と呼ばれるほど高い名声を残しました。

名車の誕生

1950年代後半からは市販車にも力を注ぎ、「DB4」や「ザガード」など、今もなお名車と呼ばれる高性能な車の製造、販売がスタートしました。1961年には「ラゴンダ」のブランド名で「ラゴンダ・ラピード」を発表し、1964年にはDBの5代目「DB5」が、映画「007シリーズ~ゴールドフィンガー~」で「ボンドカー」に抜擢されたことで世界的に有名になっていきます。この頃にはイギリス王室のプライベートカーとしても愛用されておりまさに「絶頂期」と呼べるものでした。

三度目の経営危機

そんな絶頂期を迎えていたで「デイヴィッド・ブラウン・リミテッド」でしたが1970年に経営状況が悪化し泣く泣く経営権を手放してしまいます。その後はウィリアム・ウィルソンが手掛ける会社「カンパニー・ディベロップメント」にわずか100ポンドで経営権が移り、「DB」の文字は消え以降は「V8」と名を変えることになります。順調に業績を伸ばしていくと思われていたが、アメリカの排ガス規制に対応できず1975年には数百人の従業員の解雇など再度経営危機に陥ってしまいます。

現在まで

三度目の経営危機以降は様々な経営者が携わりました。そして80年代には映画「007」のい新作で「V8ヴァンテージ」がボンドカーに抜擢されたり、伝統モデルなどを復活させるなどして経営は安定に向かいます。2000年以降も売却・買収が行われますが、高級車の路線は崩さずモータースポーツの場でも活躍を見せ、独自の路線を貫いています。

まとめ

今に残る有名な会社は幾度となく経営の危機に直面しています。そして、それを何度も乗り越えることによって我々ユーザーが満足のいくものを生み出しているのです。アストンマーティンの今後も注目していきたいと思います。

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