高速道路を運転していると、ブルーの看板を見かけます。ここに速度違反をする車の取り締まりをしていますよ!という警告を見た経験はありませんか?
その後に脇の方や上の方に、取り締まり装置をみてひやひやした経験は誰もがあるはずです。オービスとは、自動速度違反取締装置という名称で、主にスピード違反車輌を計測・撮影します。
従来の固定されたオービスの場合は、場所が特定されているため、近くまで運転した際に減速してしまえば違反になりません。しかし、そんな細工ができなくなる日がきたというのです。
そもそも、移動式オービスはどういうもの?

2014年から導入が始まり、2020年には全国で導入する方向で動いていますので、ますます長距離での移動時は気を付ける必要が出てきました。
移動式支柱型オービス
ポール状のウォービスで、道路脇に埋め込んで使用します。
移動式小型オービス
レーザー光線を利用し、計測しています。
移動式中型オービス
ちょっとしたスペースがあれば設置でき、バッテリー内蔵で移動も可能。
車両型オービス
ワゴン車や、パトカーなどが路肩に待機し、その車内からレーザー等で測定をします。
移動式といっても、種類が様々であることや、サイズも畳一畳ほどのスペースですし、深夜であれば、うっかり見落とすことも考えられます。油断して走行してると、あっという間に通り過ぎてしまいますね!

定点式と移動式によっての違いとは?

さきほどもとりあげたように、固定式の場合は場所が特定されていることや、警告看板などが事前に準備されています。その為、近くまで来た場合に減速するなどの、回避策ができます。計測に関しては、いくつかの方法で行われます。
レーダー式
運転している車にレーダーを当て、速度を計測する方法です。道路の上部にレーダーが設置させていますが、最近は少ないタイプになります。
ループコイル式
道路に磁場を出す装置を埋め込み、通過する時間で計測するものです。精度が高いため、24時間撮影が可能になりました。
新Hシステム
白い板状の機器からレーダーが照射され、通過する車の速度を計測します。カメラが違反した車の画像を撮りますが、レーダーのパターンを変えることで、違反を見逃さないように工夫されています。
LHシステム
現在多く活用しているのがこのタイプです。速度計測はループコイル式と、撮影は新Hシステムというもので、こちらも道路上部に設置され、デジタルカメラで撮影します。
市販のレーダー探知機では判別ができないだけでなく、スピードもより正確に測定しますので、逃げられません。
では移動式の場合ですが、運搬や移動が簡単にできる小型の取り締まり装置ですので、速度違反や固定の難しい場所でも設置できるのが最大のメリットがあります。
計測に関しても、超過速度が15km/h未満でも取り締まりが可能になり、検挙される確率が高くなってしまいました。あまりの判定の高さに、青くなってしまいます。従来のウォービスを探知していたレーダーでは検知できない、レーザー式になりました。
ネズミ捕りを常に意識していても、探知器が反応せず、意味がありません。車を運転する者としては、位置が決まっていないので、いつ、どこで取り締まるのかが不明なため、日ごろから油断できない状態になりました。
事前の警告がないので、後から通知が着て驚くことになってしまいます。近年は警告の看板を設置せずに取り締まることもあるので、非常に危険です。生活圏内でもスピード違反を取り締まり、地域の交通の安全をはかっています。高速を運転するドライバーだけの死活問題ではなくなってきました。
最後に、動画で新型オービスについて詳しくまとめられている動画がありましたのでこちらをご覧ください!
一番は日ごろから余裕をもつ

焦っていると人は運転が荒くなったり、見落としてしまうことがあります。慣れは時にはいい加減になってしまい、非常に危険です。急な取り締まりに焦ることのない、生活を送ることが重要になってきます。
だからこそ、ハンドルを握るものとして、普段から安全運転を余裕をもって、快適なカーライフを心掛けたいものですね。
